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分散はチャーハン⁈

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トクシキでは、湿式分散機(溶媒を介して粉体を微細化)を保有しており、各種粉体の分散液を製造しております。

 

そもそもは、染料の弱点である【耐候性】を改善するための顔料を分散させることから始まり、その後更なる微細化技術の開発によって、ナノレベルの技術確立にまで発展してきました。

この技術進化により、隠蔽性の高い顔料塗料でも、染料並みの透明性を再現することが可能となり、交通標識や液晶のカラーフィルターなどにも採用されてきました。

 

また、昨今においては、顔料だけに留まらず、シリカや金属粉(銀や銅など)などの粉体を分散させた機能コート剤の開発にも着手しており、スマートホンやパソコン画面などに使用される、反射防止フィルムなどへも採用されております。

ここで、トクシキの考える分散技術を紹介したいと思います。

【分散技術の2大要素】

1.微粒子化
せん断分散機やビーズミルなどの分散機を使用し、顔料やフィラー類などの粉体を1次粒子レベルを目標に解砕する技術です。
弊社では、ビーズミルを用いた湿式の分散を得意としています。
例:顔料微粒子化後の粒子径 0.5~0.1µm

2.微粒子状態の安定化

分散機で粉体を微粒子化すると、再凝集や沈降などの不具合が起きやすくなります。不具合を抑制するために、分散剤など最適な添加剤を選択します。最適な配合設計で粒子表面を改質し微粒子分散液を安定化させる技術です。

使用目的に応じて、粒子径の大きさや、溶媒の粘度、分散機の適正な条件設定などの技術を活用し、最適で安定した微粒子分散液を提供致します。

【分散メカニズムのイメージ話】

分散技術をもっと身近な事象で例えてみると、料理のチャーハンとよく似ています。チャーハンは粘着質のご飯粒の表面を、卵で被覆し表面改質することで、油との相溶性が向上し、一粒毎にしっかりと味の付いた、パラパラ感のある出来上がりになります。

ご飯をほぐすのが【微粒子化】技術であり、パラパラ感を維持するのが【安定化】技術と考えて頂けると分かり易いのでは?と考えます。

最後になりますが、トクシキでは、可能な限りどんな粉体でも溶媒中に分散させる技術を開発し、お客様のニーズやアイデアの具現化に貢献できる企業を目指して、日々邁進していきます。

当社独自開発品のご提案は勿論ですが、分散加工サービス(お客様独自アイデアへの技術対応)も積極的に行っておりますので、【分散】に関することであれば、何でもご相談下さい。

なんでも分散しちゃいましょう!

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