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トクシキはじめて物語

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トクシキが創業して70余年が経ちます。現在のトクシキの製品やサービスが生み出されてきた背景には70年の歴史があります。今回はトクシキはじめて物語と題して(その昔おねえさんとモグタンがやっていたあれです)開発とともに歩んできたトクシキの沿革をご紹介いたします。

第1期

1940 鈴木特殊インキ研究所設立
創業者 鈴木倉次 創業者の鈴木倉次は顔料を使用したラッカー着色剤の製造を開始しました。鉛筆塗装用の塗料などに用いられました。
1948 鈴木特殊インキ研究所を株式会社に改組、特殊色料工業株式会社として発足(6月)
1953 塩化ビニル樹脂用着色剤の製造開始
塩化ビニル樹脂の人形 当時塩化ビニル樹脂が急速に普及した時期でした。着色剤が当時大ヒットした塩化ビニル製の空気で膨らませる人形(腕などに抱きつくようにぶら下げることが可能な人形)にも使用され、特にブラック、ピンク系の塩ビ用着色剤では高いシェアを占めていました。
1963 顔料合成工場完成 生産開始
  現在は顔料は製造しておりませんが、かつてはピンクの顔料などを製造しておりました。
1964 塩化ビニルレザー用表面処理剤を開発
  表面処理剤は自動車内装材からファッションまで生活の様々なシーンで活用されました。レザー製品の付加価値向上に貢献いたしました。トクシキのコーティング関連製品の原点となりました。
1967 千葉県柏市に表面処理剤工場を建設、生産を開始。
1970 千葉県柏市に顔料合成工場を建設、生産を開始。
1972 合成樹脂用着色剤工場を建設、生産開始。
東京都葛飾区より生産設備全面移転完了、柏工場として稼動を開始。
  1970年ごろの旧柏工場
1976 アクリル・ウレタン樹脂合成工場完成。
合成樹脂工場 柏市にすべての製造拠点、開発拠点が集結しました。このころ合成樹脂の開発・製造が本格化してきます。現在の伸びるウレタンアクリレートや自己修復塗料の原点がここにあります。
1978 交通標識用アクリル樹脂及び超耐候性透明インクを開発。
交通標識 透明性と耐候性に優れたアクリル樹脂と微粒子化した透明インクを開発いたしました。
1983 業界に先駆けてオレフィン用表面処理剤の開発に成功(自動車内装材用)。
1986 自動車関連市場への接着剤開発に成功。
   自動車業界をはじめ各業界で脱塩化ビニルがトレンドになり始めた時期です。トクシキでは業界に先駆けて塩化ビニル樹脂を代替するオレフィン系樹脂用の表面処理剤や着色剤を開発いたしました。

第2期

1989 代表取締役社長に鈴木將雄が就任。
  ウレタン系の機能性表面処理剤を開発。
1990 UV硬化樹脂製品の開発。
2代目社長 鈴木將雄 現在あるUV硬化型樹脂関連製品の原点になりました。
1995 電子材料分野に進出、 LCD カラーフィルター用着色剤の開発を開始。
  LCDカラーフィルター用着色剤で初めて採用になった色はグリーンでした。のちにグリーンがコーポレートカラーとなります。電材分野進出の記念と自然環境を守る意思という2つの観点から設定されました。
LCD
1997 ライセンスプレート用高機能Urethane樹脂を開発。
1998 インクジェット関連製品を開発
2000 国際品質規格ISO9001を認証登録。
2001 LCD カラーフィルター用着色剤の生産設備を増強。
2003 社名を株式会社トクシキ(TOKUSHIKI Co.,Ltd.)に変更、本社工場を現在地に新築移転
  新柏工場 本社
2005 LCD カラーフィルター用着色剤のMF工場を建設。
2006 BM(ブラックマトリクス)用着色剤を開発
  MF工場現在のBM製品の礎が築かれたのがこのころです。

第3期

2008 代表取締役社長に鈴木益次が就任。
  光学フィルム用UVコーティング剤の開発。
2010 ブラックマトリクス用着色剤の生産設備を増強。
3代目社長 鈴木益次 トクシキのLCD用着色剤はブラックマトリクス用着色剤がこの時期から主力になってきました。
2011 UV硬化型自己修復塗料の開発
  UV硬化型自己修復塗料の情報ををトクシキのメールマガジンで初めてリリースした際、1日で400件近い問い合わせがあり、大反響でした。その後UV硬化型自己修復塗料は日々改良され現在の製品が出来上がっています。
自己修復塗料
2018 実験受託サービスを体系化しリリース
  トクシキがこれまで培ったノウハウを活かし、分散・合成・配合のプロフェッショナルとして、お客様のご指定の原料やご指定の作業だけではなく、お客様のご要望に応じた原料選定、実験計画、量産試作まで幅広くサポートしております。
2019 高濃度カーボン分散液、UV透過ブラック分散液、近赤外透過ブラック分散液の開発
近赤外透過ブラック分散液 UV透過ブラック分散液高濃度カーボン分散液 機能性を有する顔料やフィラーを微粒子化し特殊な機能を持つ分散液を続々とリリースしております。

まとめ

トクシキはじめて物語はいかがだったでしょうか?時代の変化や世の中の要求に寄り添いながら一歩ずつ歩んで参りました。 これからもトクシキの基盤技術を生かし、製品やサービスをお客様にお届けしてまいります。
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