HOME│樹脂合成ができる分散加工メーカー 株式会社トクシキ

樹脂合成が出来る分散加工メーカー 株式会社トクシキ

近赤外透過ブラック分散液の新しいバリエーション!その特徴や種類をご紹介

HOME > メディア > 技術情報 > 微粒子化技術 > 近赤外透過ブラック分散液の新しいバリエーション!その特徴や種類をご紹介
    • LINEで送る
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
以前トクシキの近赤外透過ブラック分散液について特徴や種類、使用用途についてお話をいたしました。今回は近赤外透過ブラック分散液の新しいバリエーションについて、その特徴や種類をご紹介いたします。

近赤外透過ブラックの新しいバリエーションとは?

先日ご紹介したトクシキの近赤外透過ブラック分散液は、黒色である特長と近赤外領域の光を透過する特長の2つを持つ顔料を微粒子化した分散液です。また、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エステル樹脂などの樹脂や各種溶剤または水との相溶性があることも特長の一つです。
今回ご紹介する新しいバリエーションでは、透過させる波長をより長波長側にシフトさせています。具体的にはグラフのIRBK-0001(赤い線)が先日ご紹介した近赤外透過ブラック分散液でIRBK-0003(青い線)が新しい近赤外透過ブラック分散液です。ご覧いただいている通り、IRBK-0001が650nm~700nmの間で立ち上がっているのに比べ、IRBK-0003はより長波長側の750nm付近から急速に立ち上がっています。より長波長側から透過させたいケースに対応できるようになりました。
近赤外透過ブラック分散液

今後の方向性について

今回は一つのパターンとして透過する波長を長波長側にシフトさせるよう設計いたしましたが、素材の組み合わせによって立ち上がる波長位置を調整できるのではないかと考えております。
お客様それぞれのご要望に応えられるよう、次のバージョンではより細かいバリエーションをご用意できるよう検討しておりますので、ご期待ください。


<よく読まれてます>
微粒子分散液[製品紹介ページ]
機能性分散液[製品紹介ページ]
分散加工サービス[実験受託ページ]
高濃度カーボン分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]
近赤外透過ブラック分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]
UV(紫外線)透過ブラック分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]
導電性カーボン分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]
カーボン分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]

近赤外透過ブラックの活用用途とラインナップ

ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エステル樹脂などの樹脂や各種溶剤または水との相溶性があることも特長の一つです。
用途として、電子材料向け黒色塗料またはインク、黒色レジスト、IR用センサーなどに最適です。
 ラインナップ  特徴
 IRBK-0003  現行の有機溶剤系(非水系)近赤外透過ブラック分散液より長波長側にスペクトルをシフトしました。
 IRBK-0004   現行の水系近赤外透過ブラック分散液より長波長側にスペクトルをシフトしました。

近赤外透過ブラック分散液ページへ


まとめ

・トクシキの近赤外透過ブラック分散液は、黒色である特長と近赤外領域の光を透過する特長を持ちます。
・トクシキの近赤外透過ブラック分散液に新しいバリエーションとして現行のIRBK-0001(非水系)や0002(水系)よりも長波長側から透過するタイプをラインナップしました。
・今後は透過スペクトルの調整が出来、お客様への最適化を目指します。
    • LINEで送る
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

お見積りをご希望の方、製品に関するお問い合わせは、以下メールフォームからお寄せください。

Copyright 2017® TOKUSHIKI CO.,Ltd All Rights Reserved.