
ウレタンアクリレートとは?
ウレタンアクリレートの構造は以下のようなものです。
ポリオール:ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート等構造を有するポリオール
イソシアネート:黄変タイプ(TDI、MDI)、無黄変タイプ(HDI、IPDI)等
アクリレート:HEA、HPA等のヒドロキシアクリレート
ウレタンアクリレートは、硬化させた時のソフトセグメントとなるウレタン成分とハードセグメントとなるアクリル成分で構成されます。
硬化物の物性はポリオールの構造と分子量、イソシアネートの種類(黄変、無黄変)、ヒドロキシアクリレートの種類、アクリル基の数などによって決まるため、使用目的に応じて組合せを変えることで特徴ある硬化物を作ることができます。
ウレタンアクリレートの特徴
特徴1. 伸び性や柔軟性を付与
UV(紫外線)硬化型のコート剤等に伸び性や柔軟性を付与する事ができます。
特徴2. 幅広い設計
材料選定を含めてお客様に最もふさわしい自由な提案をすることが可能です。
ウレタンアクリレートの製品ラインナップ
ラインナップ | 特徴 |
AU-3110 | 伸び性と強靭性に優れたUV(紫外線)硬化タイプのウレタンアクリレート樹脂です。 |
AU-2040 | ポリカーボネート系のウレタンアクリレート樹脂。 PVCトップコート、スクリーンインキ用バインダーとして使用出来ます。 |
AU-2090 | ポリエーテル系のウレタンアクリレート樹脂。 接着剤、ポッティング剤の樹脂として使用出来ます。 |
当社ではウレタンアクリレートをメインとした各種素材へのUV(紫外線)コート、UV(紫外線)バインダーをご用意しております。また、ご希望により使用目的に応じた製品設計を行いますのでご相談下さい。
<よく読まれてます>
合成樹脂[製品紹介ページ]
自己修復塗料[製品紹介ページ]
樹脂合成実験受託サービス[実験受託ページ]
UV(紫外線)硬化樹脂とは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]
Sn(錫)フリーウレタンアクリレートとは?特徴や種類、活用用途を解説[メディア記事]
合成樹脂とは?[メディア記事]
ウレタンアクリレートの活用用途
ハイコープ AUシリーズは、各種プラスチック用トップコート、PVC床材用トップコート、インキバインダー等幅広い用途にご利用いただけます。
まとめ
ウレタンアクリレートは、ポリオールの構造と分子量、イソシアネートの種類(黄変、無黄変)、ヒドロキシアクリレートの種類、アクリル基の数など、使用目的に応じて組合せを変えることで特徴ある硬化物を作ることができます。
トクシキでは自己修復塗料や伸びるウレタンアクリレートなど多様な製品をご用意しています。
樹脂合成実験受託サービスをご利用いただけますと、オリジナル樹脂の合成も可能です。詳細をぜひご覧ください。
サービス・製品に関するお問い合わせ、サンプル請求はこちらから
製品・技術・サービスや製品開発について お気軽にお問合せください。
トクシキは分散・配合・合成の3つの基盤技術をもとに、長い時間をかけ培ってきた経験をご提供することにより、お客様に選ばれています。