
抗菌・抗ウイルス性の付与はポストコロナにおいてもますます需要が高まっています。今回トクシキでは様々なシーンで活用できる「イオン溶出型抗菌・抗ウイルス分散液」を開発いたしました。本稿では、「イオン溶出型抗菌・抗ウイルス分散液」の特性と活用例について紹介します。
イオン溶出型抗菌・抗ウイルス分散液(開発品)とは?
抗菌性は微生物の成長を抑制または殺滅する能力を指し、現代医療で重要な役割を果たしています。酸化亜鉛(ZnO)と銀(Ag)はそれぞれ強力な抗菌特性を持ちます。酸化亜鉛は主にグラム陽性菌に効果があり、銀はグラム陽性菌と陰性菌の両方、さらに一部のウイルスやカビにも効果があります。これらを組み合わせることで広範な抗菌スペクトルを持つことが確認されています。
多くの抗菌材料は高エネルギーを吸収し活性酸素を生み出すメカニズムを持ちますが、今回トクシキが開発した「イオン溶出型抗菌・抗ウイルス分散液」は、酸化亜鉛と銀のイオンが表面に溶出することで効果を発現します。このため、いつでもどこでも効果を発揮し、少量で十分な抗菌作用が期待でき、ある程度の量で抗ウイルス性も発現します。
イオン溶出型抗菌・抗ウイルス分散液(開発品)の活用用途と種類
想定用途
医療機器タッチパネルなどの保護フィルム、各種塗料への抗菌性付与など
ラインナップ
製品名 | 顔料種 | 顔料分(%) | 溶媒種 | 粘度(mPa・s/25℃) | 平均粒径(nm) |
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A249 SL | 酸化亜鉛、銀 | 20.0 | MEK | 0.60 ~ 1.30 | 200 ~ 800 |

まとめ
トクシキでは「イオン溶出型抗菌・抗ウイルス分散液」を開発いたしました。その特徴は- 銀(Ag)を含む複合無機フィラーを微粒化した非水系顔料分散液です。
- 各種コート剤に添加することで、いつでも銀イオン(Ag+)溶出による抗菌・抗ウイルス効果が期待できます。
- 透明性が高いため塗料に混合しても色合いを損ねません。