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カーボン分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説

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トクシキが最も得意とする分散はカーボンブラックの分散であり、多くの実績を持っています。
例えば液晶画面の用いられるカラーフィルター用のブラックマトリクス用途で数多くのお客様に使用していただいております。そのほか導電性カーボン分散液、絶縁性カーボン分散液などもラインアップしております。
今回はカーボンを微粒子分散することによる得られる機能や活用方法を解説します。

カーボン分散液とは

カーボンブラックの種類

カーボンブラックと一言で言っても、製法やその特徴によってさまざまな種類があります。特にタイヤなどのゴム製品へ少量ドーピングすることにより耐性などの性能を大幅に上げる補強材として有名です。また塗料やインク用の黒色の顔料としても最も多く使用されています。他の黒色顔料と比較して比較的安価であることから大量消費材に黒色顔料として多く使用されています。
元々カーボンブラックは炭素であることから導電性があります。アセチレンブラックやケッチェンブラックの様にカーボンブラックの表面の純度や表面積、ストラクチャーの長さに優れた導電性カーボンブラックがある一方、表面処理の仕方や分散の度合いなどにより導電性を限りなく小さくするような特徴を付与することも可能です。

カーボン分散液とはそもそも何か?

カーボン分散液もその用途によって様々です。カーボンブラック、樹脂、分散剤、分散時間、分散メディアの充填率、分散機の周速・・・・用途に合わせて様々なファクターを選択し組み合わせ、最適な分散液を作り出します。
例えば液晶用ブラックマトリクスではトクシキの分散液でフォトレジスト化する際、最適に微分散されていることにより、「表面の平滑性」「ライン直進性」「細線密着性」などの現像特性が向上し、その結果ディスプレイの表示性能が向上します。
その他、タブレットやスマートフォンの部材、電池関連部材など様々な用途に使用されています。
トクシキのカーボン分散液はご要望に合わせて多くの樹脂溶液に相溶させることができ、保存安定性や作業性に優れております。また、高濃度で分散することが可能です。

導電性カーボン分散液の特徴

導電性カーボン分散液とは

導電性カーボンとは少量の添加量で導電性を付与できるカーボンブラックを呼びます。
代表的なものにケッチェンブラック、アセチレンブラックなどがあります。
元々カーボンブラックの構造体の周りには電子があり、それが移動することにより導電するわけですが、導電性カーボンと呼ばれているものは、構造体の表面に不純物が少なく、構造体の表面積が大きく、高ストラクチャーであることから、基材の中で導電回路が形成しやすいという特徴を持っています。
トクシキの導電性カーボン分散液は導電性カーボンを均一的に且つ安定的に分散加工しており、以下の特徴があります。
特徴1.ウレタン、アクリル、フッ素、ポリエステルなどの多くの樹脂溶液に相溶しやすい
特徴2.保存安定性、作業性に優れている

導電性カーボン分散液のラインナップ

   
ラインナップ 特徴
8652BLACK 導電性が高い(一般カーボン対比10-3)、水系で低粘度
8653BLACK 導電性が高い(一般カーボン対比10-3)、溶剤系で低粘度

 

液晶パネルカラーフィルター用ブラックマトリクスの特徴

ブラックマトリクスとは

液晶パネルをカラーで表示するためにカラーフィルターという部材を用いています。カラーフィルターはRGB(レッド、グリーン、ブルー)用の分散液をカラーフィルター表面に細かいセルとして形成させますが、その際セルを囲うためにブラックマトリクス(BM)が必要となります。BMは囲いの部分の光漏れを防止することやRGBが混在しないようにする役割を持ちます。BMも用途によってさまざまな種類がありますが、用途に応じて形状や角度、表面の平滑性など様々な条件が求められます。
トクシキのBMは微粒子分散を行うことにより、
①表面の平滑性②ライン直進性③細線密着性を実現し現像特性に優れます。
また、④バックライトの遮断⑤隣接するRGBの混色防止⑥コントラストの向上を実現しディスプレイ表示性能を向上させます。BM用レジスト
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まとめ

トクシキのカーボン分散液は、カーボンブラックの特性を活かしながら分散度やフォーミュレーションで用途に最適化した機能を実現しております。
トクシキでは
導電性カーボン分散液
ブラックマトリクス用分散液 など様々な製品をラインナップしています。
トクシキのカーボン分散液はご要望に合わせて多くの樹脂溶液に相溶させることができ、保存安定性や作業性に優れております。また、高濃度で分散することが可能です。

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