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トクシキの開発品特集!その種類と特徴などをご紹介

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トクシキ開発品に関するお問合わせ



トクシキの基盤技術は合成技術、分散技術、配合技術であり、その組み合わせによってさまざまな製品を生み出しております。今回は特徴ある機能性素材を分散した機能性分散液の開発品について、その種類と特徴をご紹介いたします。

開発品一覧と特徴

酸化チタン、チタン酸バリウム、酸化亜鉛など特徴ある機能を持つ無機フィラーを分散し水系や溶剤系の分散液にすると、塗料、インキ、コート剤や粘・接着剤に添加することができるようになります。それぞれの製品に機能性無機フィラー分散液を添加することにより機能性フィラーの持つ特徴が発現することが期待できます。
現在トクシキで検討している機能性無機フィラー分散液は以下の通りです。

 無機酸化物種  分散液(溶剤系)  分散液(水系)  想定用途
 TiO2(酸化チタン)  9060TO  9061TO  UVカット、高屈折率
 BaTiO3(チタン酸バリウム)  9056BT  9057BT  高誘電率、高屈折率
 SiO2(シリカ)  9064SO  9065SO  耐擦傷
 ZnO(酸化亜鉛)  9058ZO  9059ZO  UVカット、放熱
 導電性ZnO(酸化亜鉛)  (開発中)  9104ZO  導電性
 導電性酸化チタン  9219TO, 9221TO  9220TO, 9222TO  導電性
 ZrO(酸化ジルコニウム)  9078ZR  9079ZR  高屈折率
 MgF2(フッ化マグネシウム)  9076MF  9077MF  低屈折率
 AlN(窒化アルミニウム)  9066AN  -  放熱
 MgO(酸化マグネシウム)  9082MO  -  放熱
 MgCO3(炭酸マグネシウム)  9217MC  9218MC  放熱
 Al(OH)3(水酸化アルミニウム)  9215AO  9216AO  放熱
 Al系複合酸化物  9206, 9208, 9210DO  9207, 9209, 9211DO  放熱
 BN(窒化ホウ素)  (開発中)  9212BN  放熱
 カオリン  9203KA  (開発中)  ガスバリア
 板状ベーマイト  9204BE  (開発中)  ガスバリア
 板状炭酸マグネシウム  9205MC  (開発中)  ガスバリア

この他
・CNT(カーボンナノチューブ)
・グラフェン
・導電性メソポーラスカーボン
などの分散液も検討しています。

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トクシキ開発品に関するお問合わせ



期待される用途

TiO2(酸化チタン)分散液

通常タイプ
隠ぺい性があり、低粘度、高含有量が特徴です。色相も青味~黄味まで種類があります。
微粒化タイプ
高屈折率でありながら粒子屈折率が小さくなるため、透明度アップできます。光学用途に使用されています。(短焦点用など)

BaTiO3(チタン酸バリウム)分散液

通常タイプ
高屈折率、高誘電率が特徴です。
微粒化タイプ
キャパシターの層厚が薄くすることができるため、積層数が増えることにより小型化が可能です。
誘電率が高いことから、回路等におけるノイズ低減に使用されます。

AlN(窒化アルミニウム)分散液

熱伝導性、電気絶縁性が高い特徴があります。放熱板やプリント基板として使用されます。

カオリン分散液

カオリンを塗料などに混合することにより、隠ぺい性(酸化チタン代替)、ガスバリア性、機械的強度アップなどの効果が期待されます。

導電性メソポーラスカーボン分散液

導電性カーボンの代替品として期待されています。比表面積が大きいわりに分散性が良好であり、黒色度も高いという特徴があります。また比較的少量で導電性を出すことができます。
さらに別の使い方として、活性炭の代替として使用可能です。細孔の大きさが調整可能なため標的分子の補足等が効率よく行える特徴があります。
上記の二つの特性を利用して、高速充電用二次電池向けの検討が盛んに行われています。
また、触媒の担体としても高効率という特徴があります。

CNT/グラフェン分散液

導電性材料。含有量によっては透明電導膜として使用が可能です。 今注目されているフレキシブルデバイスやウエアラブルデバイスに使用する部材としても注目されています。導電性カーボンと比較して導電率が高く、少量添加でも効果が期待できます。

ここで紹介しました無機フィラー以外にお客様のご要望に応じた分散加工サービスがございます。

分散加工サービス


まとめ

トクシキでは特徴ある機能を持つ無機フィラーを分散した分散液の開発を進めております。
無機フィラー分散液を塗料等に添加することにより分散液の持つ特徴を発現させる狙いがあります。
上記でご紹介した無機フィラー以外でもご要望に応じて、分散することが可能です。

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