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導電性酸化チタン分散液(開発品)とは?特徴や種類、活用用途をご紹介

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トクシキでは、導電性分散液として導電性カーボン分散液をご紹介しておりますが、これはカーボンが主成分であることから色目は黒くならざるを得ません。
一方、導電性酸化チタン分散液は白色の導電性分散液です。今までとは違う用途への展開が期待できます。
今回は導電性酸化チタン分散液の特徴や種類、活用用途についてご紹介いたします。

導電性酸化チタン分散液とは?

プラスティック(高分子材料)は一般的に絶縁体です。これに導電性材料を添加または表面に塗布することなどにより、抵抗値を変化させ導電性を発現させることができます。帯電防止フィルムや導電性塗料やプライマーなど様々な分野での活用が考えられます。
一般に導電性酸化チタンとは一定の添加量で導電性を付与できる酸化チタンを呼びます。
導電性酸化チタンには核となる酸化チタンの形状・大きさや導電性被膜の違いなどにより様々な種類があり、それぞれ特徴があります。トクシキでは、導電性酸化チタンの形状が針状であるものを採用しております。針状ですと、導電性カーボンで言うところのストラクチャーが長いという特徴に近い状況であると言え、少量添加しただけでも十分な導電性が確保できます。
また、分散液にする際に程よい分散度になるように工夫されており、導電性と塗膜の性状が最もよいバランスになるよう設計されております。さらに添加量を変えることで、導電性の調整が行えます。
その他の特徴として、樹脂を使用せず分散剤/溶媒で分散させておりますので、ポリエステル、ウレタン、アクリルなどの様々な樹脂に相溶できます。また、分散液自体の粘度が低いため作業性に優れます。

導電性酸化チタン分散液の活用用途とラインナップ

使用用途:

OA機器向け、各種フィルム用途など 
帯電防止、導電性塗料およびプライマー向け

導電性酸化チタン分散液

ラインナップ:

製品名 フィラー種; 表面抵抗値 特長
9339TO 酸化チタン 6.3×103Ω/□ 非水系の白色導電性分散液
9340TO 酸化チタン 4.2×103Ω/□ 水系の白色導電性分散液

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まとめ

  • トクシキの導電性酸化チタン分散液は少量添加でも良好な導電性を発現します。
  • トクシキの導電性酸化チタン分散液は添加量を調整することで、任意の導電性を付与することが可能です。
  • 粘度が低いため、作業性に優れています。
  • ポリエステル、ウレタン、アクリル等、各種樹脂に広く相溶します。

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