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光触媒酸化チタン分散液とは?特徴、活用用途をご紹介

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光触媒による化学反応は種々の効果をもたらし、それらは現在様々な産業で利用され、今では私たちの生活にも定着しています。
この記事では光触媒の代表格と言える酸化チタンを利用したトクシキの光触媒酸化チタン分散液について、その特徴や活用用途をご紹介します。

光触媒酸化チタン分散液とは?

光触媒酸化チタン分散液とは、光のエネルギーによる化学反応において、酸化チタンが持つの触媒としての役割を利用した分散液です。
光触媒である酸化チタンに光(紫外線)があたると、周りにある水分子と反応し、酸化チタンの表面に親水性の高い水酸基(-OH基)を形成することによって、水分子との親和性が上がり超親水性を発現します。これにより、表面の汚れなどが浮き上がり流れ落ちやすくなります。このような防汚性に加え、超親水性の表面は曇りにくくなる特徴がありますので、防曇効果も付与されます。
また同時に、水分子との反応で酸化作用が発現しますので、臭いの成分を酸化分解することにもつながります。
このような機能の組み合わせをセルフクリーニング性と呼びます。
ただし光触媒酸化チタンには太陽光がないと親水性が発揮できないという問題があります。最近では可視光でも光触媒効果を発揮できるタイプもありますが、まだ高価ですので汎用化されておりません。
また、親水性のもとになる経路上で酸化力が非常に強い物質が生成するため、樹脂や基材などの有機物を痛めてしまう事も考えられますので注意が必要です。
トクシキの光触媒酸化チタン分散液は、様々な水系のコーティング剤にドーピングすることにより前述のセルフクリーニング性を塗料表面に発揮させることが出来ます。また、微粒子化されているため透明性に優れます。


光触媒酸化チタン分散液の活用用途とラインナップ


用途:各種コート剤添加用

ラインナップ:

製品名 フィラー種 フィラー分(%) 溶剤組成
9355TI-W 光触媒酸化チタン 25 純水

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まとめ

  • トクシキの光触媒酸化チタン分散液は酸化チタンが持つの触媒としての役割を利用した分散液です。
  • 表面の汚れなどが浮き上がり流れ落ちやすくなります。また、防曇効果も付与されます。さらに防臭効果も期待できます。
  • 各種コート剤に添加することで、セルフクリーニング機能が付与されることが期待できます。

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