抗ウイルスコート剤(常温速乾/透明)(開発品)とは？特徴や種類、活用用途をご紹介!!│樹脂合成ができる分散加工メーカー株式会社トクシキ

2023/09/22

配合技術

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トクシキでは不特定多数の人々が触れるものに対して抗ウィルス機能を付与できないか？というコンセプトをもって、新しい抗ウィルスコート剤を開発いたしました。
今回は「抗ウイルスコート剤(常温速乾/透明)(開発品)」の特徴や種類、活用用途をご紹介いたします。

抗ウイルスコート剤(常温速乾/透明)(開発品)とは？

近頃は季節を問わずウィルス性の疾病が流行しているようです。一昔前ではウィルス性の感冒は冬場に流行すると相場が決まっていましたが(もちろん昔からプール熱などの原因であるアデノウィルス系のウィルスは夏場もありましたが)、新型コロナウィルス発生以降、新型コロナウィルスだけでなくインフルエンザやヘルパンギーナ、RS、手足口病など夏場であっても流行しているようです。
これは2023年は春以降日本でもそれまでの防疫体制(常にマスクをするなど)が緩んだことも様々なウィルス性の疾病が流行し始めた一因だと思われます。しかし一度解禁されたものをまた元に戻すのは容易ではありません。今後は人々のストレスにならない様な防疫を考えていかなければならないのかもしれません。
トクシキでは2021年から抗ウィルス分散液や抗ウィルスコート剤をご紹介してまいりましたが、不特定多数の人々が触れるものに対して抗ウィルス機能を付与できないか？というコンセプトで当社が持ちうるカードを組み合わせて新しいコート剤を提案しようと考えました。
ターゲットとしては、例えば遊園地や公園、ゴルフ場など不特定多数の人が触れる遊具や施設です。そこをメンテナンスをされている業者様が簡単に施工できる、また耐候性が良くメンテナンスフリーなコート剤があれば便利ではないかと考えました。
そこでトクシキでは暗くても抗ウイルス性を発現する光触媒特殊フィラーと常温乾燥可能なAUP-4100を組み合わせ、「抗ウイルスコート剤（常温速乾/透明）」を開発いたしました。このコート剤のうりの一つ目は光触媒による抗ウィルス機能が24時間(夜でも)発揮される点です。特殊な光触媒フィラーは可視応答形光触媒を使用しておりますので、室内の光でウィルスや細菌を不活性化することが可能です。仮に光のない場所であっても十分な効果を発揮致します。
二つ目は施工が非常に簡単という点です。表面に塗工するだけで常温速乾で塗膜が形成されます。超親水の効果により汚れが落ちやすいため、手入れが面倒な屋外施設や用具類に向いています。また、透明性にも優れる為、下地などの意匠性を邪魔しません。
その他の特長として、すべて無機系なので、耐候性に優れます。
抗ウィルスコート剤(常温速乾/透明)