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モノマー(無溶剤)分散液特集2!!特徴や種類をご紹介

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以前モノマー(無溶剤)分散液特集を本メディア記事でご紹介いたしました。今回新しい製品がラインナップに加わりましたので改めまして「モノマー(無溶剤)分散液特集2」としてこれまでの製品を含めてその特徴や種類をご紹介いたします。

改めまして、モノマー(無溶剤)分散液のメリットとは?

「SDGs」(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という言葉を普段生活している中でよく見かけます。これは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国際的な枠組みの中で2030年までに達成する17つの目標(ゴール)が設定されています。国家規模での取り組みに加え企業価値向上を目指して世界中の多くの企業がSDGsへの取り組みを強化しています。当然日本も批准しており、私たち企業としての取り組みや対応がその社会的責任において必要になっております。
環境の分野では特に脱炭素への取り組みが注目されておりますが、トクシキでは化学物質:VOCの排出抑制に関する内容も同様に重要性があると考えております(VOC:Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)の略称)。
この内容は次の2つの目標(ゴール)で謳われております。「ゴール3:あらゆる年齢のすべての⼈々の健康的な⽣活を確保し、福祉を促進する」「ゴール11:包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び⼈間居住を実現する」(環境省「すべての企業が持続的に発展するために- 持続可能な開発目標(S D G sエスディージーズ)活用ガイド -資 料 編[第2版]」)。健康的な生活や住環境と化学物質の適切なコントロールをいかに実現するかということは、今後とも企業活動で重要性が増してくるものと考えられます。
以前の記事でも述べましたが、そもそもVOCは日本でも50年ほど前から光化学スモッグの原因として、いわゆる大気汚染による公害が社会問題となってきました。VOCそのものの有害性に加え、PM2.5をはじめとする微小粒子を二次的に生成する原因にもなっております。これらがぜんそくや気管支炎の一因になっていると言われております。このようなことからSDGsにおいて目標(ゴール)に定められている健康的な生活や安全な住環境を実現するために化学物質:VOCの排出抑制を志向することは当然の流れと言えます。
トクシキでは一つの解決としてモノマー(無溶剤)分散液をご提案してまいりました。これまでご提案したラインナップには「高濃度カーボン分散液」、「絶縁性カーボン分散液」、「導電性カーボン分散液」、コート剤として「防曇コート剤」等がありますが、今回新たに「近赤外透過ブラック分散液」をラインナップに加えました。「近赤外透過ブラック分散液」の詳しい内容は「近赤外透過ブラック分散液とは?特徴や種類、活用用途を解説」「近赤外透過ブラック分散液の新しいバリエーション!その特徴や種類をご紹介」を参照ください。無溶剤化されることによりさらに用途が広がることが期待されます。

近赤外透過ブラックスペクトル
参考:IRBK-0001、0003の透過スペクトル

 

モノマー(無溶剤)分散液のラインナップ

種類 製品名 顔料分(%) 溶剤組成 固形分(%)
近赤外透過ブラック分散液 IRBK 0005
IRBK 0006
15 無溶剤 100
高濃度カーボン分散液 9301 BLACK 30 無溶剤 100
導電性カーボン分散液 9303 BLACK 10 無溶剤 100
防曇コート剤 UVTKA-564NS -- 無溶剤 100

近赤外透過ブラック分散液ページへ


高濃度カーボン分散液ページへ


導電性カーボン分散液ページへ


防曇コート剤ページへ


まとめ

  • トクシキではVOCなどの対策として、モノマー(無溶剤)分散液を開発いたしました。
  • トクシキのモノマー(無溶剤)分散液に新たに近赤外透過ブラック分散液が加わりました。高い分散性や高機能性を持ちます。
  • トクシキのモノマー(無溶剤)分散液の塗膜はUVまたは熱などの硬化方式によって成膜するため、水系塗料や水系コート剤に比べると作業性の大幅な向上も見込めます。
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