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低誘電率材料分散液の新たな溶媒種とラインナップをご紹介いたします

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トクシキでは「低誘電率」をキーワードとした製品の開発を行っており、これまで低誘電率ブラック(黒色)分散液と高濃度低誘電率フィラー分散液をリリースしてまいりました。今回はトクシキが低誘電率素材の分散液を通してお客様からいただいたご要望に対応した分散液についてご紹介いたします。

新たな溶媒種とラインナップとは?

以前のメディア記事で5G(第5世代移動体通信システム)の高速化・大容量化、低遅延化、多数接続化を実現するファクターとして「低誘電率化」した回路基板材料を使用することが有効であることをお話しいたしました。
トクシキで「低誘電率化」させるフィラー種として低誘電率黒色ナノ粒子や球状シリカや球状ナノ窒化ホウ素に着目し、ターゲットへ実装させるため分散液に加工しております。今回新たに小粒子径の球状シリカ(100nm、200nmタイプ)をラインナップしました
また、溶媒可溶性(変性)PPE(ポリフェニレンエーテル)へより対応しやすくするため、低誘電率ブラック(黒色)分散液と高濃度低誘電率フィラー分散液(球状シリカ/窒化ホウ素)すべてのグレード向けに新たにトルエンを溶媒とした分散液を開発いたしました
その他にも、ポリイミド(PI)/液晶ポリマー(LCP)/エポキシ/ビスマレイミド/シクロオレフィンポリマー(COP)/ポリフェニレンエーテル(PPE)等の低誘電率材料(ワニス等)向けへの充填を想定し、PGMEAの他NMP/DMAc/シクロヘキサノン(アノン)/MEKなどの溶剤種を主溶剤としたグレードもラインナップしております。ご要望に応じて各種(ターゲット材料との相溶性改良/溶剤変更等)カスタマイズ可能です。

低誘電率ブラック(黒色)分散液(開発品)と高濃度低誘電率フィラー分散液(開発品)のラインナップ

低誘電率ブラック(黒色)分散液(開発品)
製品名 顔料・フィラー 顔料分(%) 平均粒径(nm) 媒体
LDBC-0001/0002 炭素(特殊処理)系 20 90-130/100-140 NMP(DMAc:〇)(アノン:〇)(MEK:〇)(トルエン:〇)
LDBO-0001 有機(顔料)系 20 250-290 アノン(NMP:×)(DMAc:×)(MEK:〇)(トルエン:〇)
LDBM-0001 金属(化合物)系 20 100-130 NMP(DMAc:〇)(アノン:〇)(MEK:〇)(トルエン:〇)

高濃度低誘電率フィラー分散液(開発品)
製品名 顔料・フィラー 顔料分(%) 平均粒径(nm) 媒体
LDSS-0001 球状シリカ1) 75 700-850 PGMEA(NMP:△70%)(DMAc:〇)(アノン:〇)(MEK:〇)(トルエン:〇)
LDBN-0001 球状ナノ窒化ホウ素 40 270-330 PGMEA(NMP:開発検討中)(DMAc:△30%)(アノン:〇)(MEK:〇)(トルエン:〇)

1) 他に小粒(平均粒径:350nm、200nm、100nm)/大粒(平均粒径:1150nm)タイプもあります



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まとめ

トクシキでは、新たに小粒子径の球状シリカ(100nm、200nmタイプ)を用いた高濃度低誘電率フィラー分散液(開発品)をラインナップしました。
トクシキでは、溶媒可溶性(変性)PPE(ポリフェニレンエーテル)へより対応しやすくするため、すべてのグレード向けに新たにトルエンを溶媒とした分散液を開発いたしました。
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