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加工性良好!!高濃度CNT(カーボンナノチューブ)分散液(開発品)とは?特徴や種類、活用用途をご紹介!

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CNT(カーボンナノチューブ)は導電性、熱伝導特性に優れるという特長を持つ材料ですが、やや扱いにくい面もあり、より多くの製品に実装させるには加工性を改善させる必要があります。今回トクシキでは、これまでにない加工性に優れた高濃度CNT(カーボンナノチューブ)分散液を開発いたしました。その特徴や種類、活用用途をご紹介いたします。

高濃度CNT(カーボンナノチューブ)分散液(開発品)とは?

以前からトクシキでは単層・多層CNT(カーボンナノチューブ)の分散液を開発しご紹介してまいりました。
CNT分散液は導電性、熱伝導特性に優れるという特長を持っています。しかし一般的なCNTは水や有機溶剤などの溶媒に対して分散させることが難しく、CNTの濃度が3wt%以下の分散液でも高粘度溶液になってしまう傾向がありました。今回ご紹介する「高濃度CNT分散液」は特殊な構造をした多層CNTを分散させることにより高濃度(5wt%)でありながら低粘度(5~15mPa・s/25℃)であるというユニークな特長を持ちます。CNTの分散が困難である原因の一つはチューブの長さが長いことが挙げられます。CNTの切断により短尺化する事で分散性を向上させる事は可能だが、従来のCNTでは導電性が失われる恐れがあります。しかしながら、今回ご紹介する『高濃度CNT分散液』は、従来のCNTとは違い短尺化しても導電性を発現し、加工性が極めて良好で塗膜平滑性に優れています。
CNT粒子径が1㎛以下であるため、電子基板など向けの薄膜で微細なプリントや導電性カーボンブラックの上位互換製品となりお客様の選択肢が広がることが期待できます。


高濃度CNT(カーボンナノチューブ)分散液(開発品)の活用用途とラインナップ

活用用途

導電性カーボンブラックの上位互換製品として、電子基板など部材として

ラインナップ

製品名 フィラー種 フィラー分(%) 溶剤組成 粘度(mPa・s/25℃) 平均粒径(μm)
9922 MW 多層CNT 5.0 酢酸ブチル 5~15 0.5~1.0


高濃度CNT(カーボンナノチューブ)分散液(開発品)のご紹介ページ

まとめ

トクシキの高濃度CNT(カーボンナノチューブ)分散液は、下記の問題点を解決するアイテムとなります。
  • 易破断面を有するため、通常の多層CNTより分散性が良好かつ高濃度化も可能。
  • 微粒化しても通常の多層CNTと遜色ない導電性を有します。

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